SIBYL System

Value Domainで購入したドメインをAWSのRoute53で使用する

Value DomainとXreaサーバはかれこれ10年近く使用しています。

自身が所有するドメインはWhoisに個人情報を記述しないといけないのですが、このWhoisは全世界に公開されてしまう情報です。企業でドメインを持っても会社の住所が表示されるだけですが、個人で自宅の情報が表示されるのは・・・と抵抗があります。

このちょっと気になる事象を解決してくれるのがValue Domainで、Value DomainはWhois情報を代理で表示していただけるんですよね。これがあるのでsakuraVPS何か借りてる今も殆どのドメインはValue Domainを使わせて頂いてます。

さて、今回はドメイン自体はValue Domainのアカウントに持たせつつ、ドメインの設定はAWSのRoute53に任せる方法です。AWSに移管しないといけないのかなぁと思っていたのですが、なんとかなったのでメモ。

  1. Route53で新規にHosted Zoneを作成する
  2. Value DomainのネームサーバーをAWSに変更する

 Route53で新規にHosted Zoneを作成する

AWSのRoute53にアクセスして「Hosted Zones」を選択する。「Create Hosted Zone」を押下する。Domain Name欄に自分が所有しているドメインを入力。Commentは何か備考があれば書く。Typeは「Public Hosted Zone」とする。TypeはPublicとPrivateがあり、ネットワークのアクセスが内側か外側からかで返答内容を変更することができます。

作成が完了したら、レコードが追加されます。作成したレコードを選択して「Go to Record Sets」を押下。

「Create Record Set」を押下して「Name」は空文字、Typeは「A – IPv4 address」を入れてCreateボタンを押下。以上でAWS側の設定は完了。

次にTypeがNSとなっているレコードのValueを確認。このValue値をメモしておきます。

Value DomainのネームサーバーをAWSに変更する

Value-Domainのサイトにログインしてメニュー「ネームサーバーの設定」を選択。対象のドメインをチェックして「変更」を押下。

ネームサーバーを入力する枠があるので、こちらを先ほどメモしたAWSのNSの値に変更します。

以上で、作業は完了。コマンドプロンプトなんかでnslookupしてIPが切り替わっていることを確認しましょう。

以上で作業は終了です。

私はこの後にブラウザでも確認しようとしたのですが、設定したドメインを開発用にhostsファイルに記述していたため、うまく接続できず無駄に悩んでしまいました。

うまくいかない時はhostsファイルも確認しましょう。

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